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高血圧にならないための食事とは

高血圧は明らかに臓器の病気が原因と分かっている2次性高血圧と、特定の原因に絞り込めない本態性高血圧に分けることができます。
本態性高血圧は原因はこれだと特定することはできませんが、その要因はわかっています。
大きく分けると遺伝的なものと生活環境的なものになります。

民族的にみると日本人は欧米人などに比べて塩の摂りすぎによって、高血圧になる傾向があります。
もともと塩に対する感受性が強いうえに、塩漬けやみそ漬けなどの食文化があるからです。
欧米人は日本人よりも心筋梗塞など心臓の血管病になりやすく逆に日本人は、欧米人よりも脳梗塞など脳の血管病になりやすいという特徴があります。
これはごく簡単に言えば脂っこい肉食の習慣がある欧米人と、塩をたくさん摂る習慣のある日本人の違いとして説明することができます。
多くの外国人は日本のレストランに入ると出された料理をしょっぱいと感じます。
しかし日本人は塩分の強い料理に慣れきっているため、それを感じません。

日本高血圧学会のガイドラインによると1日に摂る塩分の量は6グラム未満とするという、減塩目標を掲げています。
日本人は平均で1日12グラムの塩分を摂るといいますから、半分の量で生活しましょうということです。
素直に言うとこれは大変に難しいことです。
味噌汁一杯にラーメン一杯、それにおそば一杯を食べればこれだけでもう5グラムぐらいになってしまいます。
そこで食生活の工夫が大切になってきます。
まず塩以外で塩の代用をすることを考えます。
塩すなわち塩化ナトリウムのうちナトリウムが血圧を高めるもとになります。

ですからナトリウムが含まれていないけど、味のあるものに代用するわけです。
たとえばお醤油を使う代わりにお酢やスパイスなどを、試してみてはいかがでしょうか。
もちろん減塩醤油という塩の量が少ない醤油も効果はあります。
また外食はなるべく避けたほうがよいでしょう。
外食はお客さんに味の印象を与えようとするため、濃い味付けをする傾向があるからです。

高血圧は完治することはないのか?

上の血圧が200や220といった極めて高い値にならない限り、高血圧の自覚症状を持つことはまずありません。
かつて高血圧に効く薬がなかった時代は、血圧が200を超えるような重症高血圧者もかなりいました。
一方、今は予防法や薬も開発され軽症高血圧の時代とも言われています。
しかし軽症だからと言って決して高血圧を侮ってはいけません。
昔に比べたら軽くなっただけで、高血圧が危険な病気であることに変わりはありません。

さて高血圧が薬で完治するのかということですが、降圧剤などの薬はそもそも血圧を安定させるために開発されてきた薬になります。
ですから完治を目的とした薬ではありませんので完治は難しいものになっています。
大切なことは高血圧にならないように、食事習慣などの生活習慣を見直すこと、血圧が上がってしまった場合降圧剤の服用で血圧を安定させながら生活習慣を改善していくことが、非常に大切になってきます。

高血圧は別名サイレントキラーつまり静かなる殺し屋とも言われています。
患者本人は気づかないうちに高血圧は、深刻化していくからです。
高血圧そのものが直ちに死を招くような病気であるというわけではありません。

この病気にはそこから引き起こされる様々な血管障害があり、これらが怖いのです。
血圧は血管が受ける負担です。
体のどこかで血管が詰まったり血管の壁が破れたりしてしまうのです。
道路に例えるならば土砂崩れで車の交通ができなくなったり、崖下に落ちていく間違った誘導路ができてしまったりといったメカニズムに似ています。
同じように体の様々な場所に運ばれていた酸素や栄養といった物資も、異常が起きた場所から先には行き届かなくなります。
血管が異常になると正常なメカニズムが、破壊されてしまうのです。

血管が正しいメカニズムで働くように食事習慣の見直しを行って、塩分や糖分を摂りすぎないように。
糖分の摂りすぎで肥満にならないように、高血圧にならないような予防が大切なのです。